演出にまつわるエトセトラ♪(挙式編)
2019/04/21 【結婚式 (ceremony)】 ウェディング コーディネーター
こんにちは!
いつもエスタシオン・デ・神戸のブログをご覧いただきまして、
ありがとうございます(*^_^*)
気づけば、ゴールデンウイークも目前っ!!
今年は天皇即位の関係で、10連休という破格のゴールデンウイークですね。
エスタシオン・デ・神戸では、毎日お客様のご来館をお待ちしております!!
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先日、衣装にまつわるエトセトラを更新しましたが、
今度は演出編!ということで、結婚式でよく選ばれる演出をご紹介していきます!
たくさんあるので、まずは挙式の演出エトセトラ!
♡ファーストミート
挙式当日、新郎新婦お互いに姿を見ずにお支度を進め、
式直前にお支度後の姿を披露する、という演出。
ヨーロッパの古い言い伝えで、
「結婚式の前に新婦の姿を見ると、幸せになれない」ということがあり、誕生した慣習です。


エスタシオン・デ・神戸では、前撮りの際に
ファーストミートを行う事をおすすめしております。
ゆっくり感想を伝えていただいたり、お写真を撮ったりできますよ!
ファーストミートをご検討中のお客様は
ウェディングコーディネーター、もしくはコスチュームコーディネーターにご相談ください!
あくまで言い伝えですので、あまり気にしないでくださいね(-_-;)
♡ベールダウン
挙式入場前、もしくは挙式直前に新婦の親しい方に
フェイスベールを下げていただく慣習です。
前回のブログにて、「ベールには魔除けの意味がある」と書きましたが、
新婦をさらおうとする悪魔から守るため、祈りをこめて
フェイスベールをかけてあげました。
♡誓約
教会式では、「3つの誓約」を大切にします。
1つ目は「言葉による誓約」。
これは牧師よりおふたりに向かって「誓いますか?」と問う部分です。
夫婦となることを言葉にして誓うことが求められます。
2つ目は「指輪による誓約」。
継ぎ目のない指輪は【永遠の愛】を象徴し、
もっとも心臓に近い左手薬指にはめることで、愛情のしるしとします。
3つ目は「署名による誓約」。
上記2つの誓約のあと、結婚誓約書へおふたりで署名をします。
言葉と指輪で示した誓約をより確かなものにするため、
結婚誓約書で最後の誓約を行います。
その後、おふたりの誓約の証明として、牧師が署名します。

誓いのキスは、これらの誓約をおふたりの中へ封じ込める意味があります。
恥ずかしいですが、おふたりの誓約を確かとするものですので、
ぜひ自信を持って、キスしてくださいね!
♡リングピロー
指輪の交換の際、指輪を置いておくクッションのようなもの。
始まりは古代エジプトの結婚式の習慣から。
宝石などの装飾品を、宝石台に乗せて飾ったエジプトでは、
直接手に触れて渡すことは失礼にあたるため、
宝石台に乗せたまま渡すことが習慣になりました。
ローマ帝国の進出で、その習慣がヨーロッパに伝わり、
リングピローへと発展していきました。

結婚式のあと、どのように使うかご存知ですか?
写真のようなクッションタイプですと、おふたりの間に生まれてくる
お子様の「ファーストピロー(最初の枕)」として使っていただけます。
おふたりの永遠の愛を誓った指輪を乗せていた、大切なリングピローを
生まれてから3日間枕として使うと、お子様が幸せに育つといわれています。
♡フラワーシャワー
挙式の退場時、ゲストの皆様の間を通る際に、花びらをかけてもらう演出。
最近では、折鶴をかけていただくこともあります。
本来は生花の花びらで行います。
花の香りでおふたりの周囲を清め、悪魔や災難からおふたりを守り、
これからの幸せを祈るおまじないという意味があります。
♡ブーケトス
花嫁がゲストに向かって、後ろ向きにブーケを投げ、受け取った人が
次に幸せになる、という言い伝えのある演出です。
14世紀のイギリスで生まれたとされています。その頃、ゲストが
花嫁の幸せそうな姿にあやかろうと、身につけているもの(頭飾りやブーケ)を
取って行ってしまうことが多くあったようで、
逆手にとって、ブーケを投げるようになったそうです。

挙式の演出をみていると、魔除けや幸せを祈る、という意味がこもった演出が多いのですが、
結婚式の基礎には、キリスト教が関係しているからなんです!
キリスト教では、悪魔は人を誘惑する存在とされており、
いまから互いに生きていくふたりを誘惑することを嫌ったため、
魔除けや悪魔から守る、などの意味を持たせているのです。
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なかなか調べてみると、面白いことがたくさんあります!
せっかくの結婚式なので、そういった意味合いを大切にしたいですね!
次回はご披露宴の演出エトセトラをご紹介します(*^_^*)
ウェディングコーディネーター
吉田 千恵