深夜のエスタシオン・デ・神戸
2016/10/01 【Close up エスタシオン】 古賀野 正幸
只今深夜2:00のエスタシオン・デ・神戸の
エントランスの模様です。
エスタシオン・デ・神戸の使用している石は
外壁、床、壁など全てと言って良いほど
大理石が使われてます。
天然の大理石は使えば使うほど味が出ると言われ
ヨーロッパの石の文化が盛んな地域では、大理石が
自然に色が変わっていくことも計算されて建築の
設計が古くから行われてきました。
エスタシオン・デ・神戸もその例にもれず
大理石天然の持つ風合いを計算して、赤色の
大理石を使ってエントランス中央に描かれた
床モザイクがこちら!
この夏改装工事と外壁改修工事が完了し、全てを
リニューアルする中の一つに、大理石を研磨して
大理石の持つ自然の模様の美しさと輝きを取り戻す
工事を深夜に行っております。
その工事では・・・・
ダイヤモンドでコーティングされている特殊な工具を使って
大理石を研磨するそうです
先ず800番の粗目で大理石の汚れと落とし
そして1500番の細目で下地の磨き上げ
次に3000番の極細目で仕上げ磨きを行い
最後にふわふわのタオルのようなもので磨き上げて完了!
実に 4工程を行ってはじめて光り輝くのです!
深夜の作業で一度にできる作業範囲は10メートル四方が精一杯です。
大理石は水に弱く、研磨した水をすぐにバキュームで吸い上げ
扇風機で乾かす、この作業を何日も何日も繰り返し、大理石
本来の美しい石の模様と輝きを取り戻す工事を行います。
大理石を磨くのはお客様の結婚式のステージになるエントランスホールを
神聖な場所だとエスタシオン・デ・神戸は考えております。
一組でも多くのカップルが、本物の大理石のように長い年月をかけて
夫婦という味を創り、いつまでも変らぬ愛がそこにあり続けるように
幸せになって頂く事を願って今日も大理石を磨きます。