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2016/08/19 【神戸 結婚式場】【結婚式 (ceremony)】 バンケット コーディネーター
こんにちは!
夏の暑さの中にも、少し秋の雰囲気を感じておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
いつもエスタシオン・デ・神戸のブログをご覧いただき、ありがとうございますっ(*^_^*)
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まもなく新会場「ベッラ・ルーチェ」がオープンとなります!
私達もドキドキ、ワクワクしながら、準備に励んでいます。
新会場「ベッラ・ルーチェ」は、以前のブログにもあった通り、イタリア・カプリ島がイメージされています!
ナポリの南、約30kmの位置にあり、船で上陸できます。
小学生のころ、「行ってみたい海外の国」という調べ学習で
イタリアを選んだのですが、理由は単に
『いっぱいパスタが食べられそうだから!』だった自分を思い出し、恥ずかしくなりました…(笑)
そこでイタリアの結婚式事情についてちょっと調べてみました。♫
今回は結婚成立の大きな要素である、『挙式スタイル』について報告させていただきますっ!
まず結婚を決めた2人は、市役所へ行き、結婚の申請を行います。
そうすると、氏名、生年月日、職業が市役所の壁に公表され、2週間待ちます。
その2週間のあいだに、誰からも異論がなければ、晴れて結婚の運びとなるそうです。
①教会で挙式を行う
イタリアと言えば、キリスト教カトリックの総本山・バチカン市国があり、
国民の約8割がカトリック教徒という国です。
なので、市役所に貼り出される紙は教会にも貼り出されます。
(もちろん、カトリック教徒として洗礼を受けた方のみが教会での挙式が可能です。)
また、神父様から「結婚の心構え」の講座を受けなければなりません…。結婚への道のりは遠いですね…。
7回ほど、神父様と面談を行い、
「結婚するということはある種の契約である」
「困難があったときはどうするか?」
「一生愛し続けていかれるか」などを確認され、
2人の結婚への覚悟を固めていく作業を行います。
(実際にここで不安になる方もいらっしゃるそうです…愛って難しい…)
無事に準備を進めたお2人は、結婚式当日を迎えます。
一般的に敬虔なカトリック教徒は、教会で行ないます。
日本の教会式は、新婦様は新郎様と別で入場されることが多いですが、
イタリアには特にそのような決まりはなく、
神父様の先導のもと、新郎様、新婦様お2人で入場されます。
そこから、開祭の儀として聖書の朗読や福音(キリスト教の教え)の朗読、
神父様の説教で挙式は進んでいきます。
誓約の儀として、お2人は神の御前にて
公に、結婚への忠誠、子どもの教育についてその決意を尋ねられます。
そして、互いに「夫にする者、妻にする者」を名指しで尋ね合い、
はっきりと「Si!(はい!)」と答えられれば、結婚が成立します。
また、握手をすることで同意の確認をします。
指輪の交換の際には、神父様より聖水による祝福を受け、
「この指輪は私たちの愛と忠実のしるしです」と唱え、交換します。
結婚証書にサインを行い、祈願、祝福、聖歌斉唱と進み、
神父様の結婚式終了の宣言で、約1時間20分ほどの挙式を終えます。
その後、ライスシャワーでお2人は参列者の祝福を受けます。
ライスシャワーはイタリア発祥と言われますが、宗教的なものではなく、
たわわに実る稲から、「子宝に恵まれるように」という意味があります。
そして、お2人は写真撮影をされ、パーティーへと進んでいきます。
②「市役所」で簡単にすませる
近年ではイタリアでも、教会式ではなく、簡単にすませる方も増えています。
前述した市役所での結婚公表を終えると、市役所の中で、
市長さんと証人立会いのもと、15分ほどの簡単な式で紙にサインをして終了するそうです。
この場合、誓約や指輪もありますが、教会での挙式のように
決まった作法は特にないそうです。
ウエディングドレスではなく、ファッションドレスで行うことが多いそうです。
「国が違えば、文化が違う」と言いますが、
イタリアの挙式は結婚を決めてから、
その意志を公表し異論がないか確かめたり、覚悟を話し合ったりと、
なかなかディープな部分が多いように感じますね…。
こちらのURLを参考にしましたっ。
◎カトリック教会の結婚式、式次第
◎イタリア:結婚式
◎在イタリア・ウエディング・プランナーのブログ
◎Plan Do See – 世界のハレノヒ #4 イタリア・フィレンツェ
次回は、イタリアの披露宴について報告させていただきますっ♫
バンケット・コーディネーター
吉田 千恵