結婚式への想い
2020/05/07 【神戸 結婚式場】 コスチューム
今月の半ばに他式場で結婚式を挙げる予定だったお客様が、こちらのシンデレラで貸衣裳の予約をされていました。
2月に母上の留袖を決められ、
3月に父上のモーニングを決められ、
4月に祖母のフォーマルドレスを決められる予定でした。
コロナの影響を考えて、ご高齢なので結婚式の直前に試着に来られるとの事でしたが…、
次にいただいたお電話は「結婚式のお日取り延期」のご連絡でした。
3月の父上のご試着時に、花嫁様になられるお嬢様もご一緒にお越しになられていらっしゃいました。
そして、私に「エスタシオンで結婚式を挙げる方も延期をされる方は多いのですか?」
「私は延期をしたくありません。」
「予定通り結婚式を挙げたいのです。」
「5月にはコロナも終息しますよね!」
…と、私に訴える様な目をしてお話しをされました。
4月半ばに緊急事態宣言が出され、また5月も延長になりました…。
私は心の中にあのお嬢様の言葉がずっと残っていました。
今はリモートワーク中なのでお客様からの「延期」のお電話を他のスタッフが受けましたが、あのお嬢様はこの決断をどんなに悩まれたのだろうか…、きっとご心痛のことであったでしょうに…と私もとても深く考えさせられました。
エスタシオンのお客様も同じ気持ちで決断されているのだろう…。
私達はそのようなお客様の為にも、より一層素晴らしい結婚式になる様、努力しないといけない! と思いました。
コスチュームコーディネーター
山添 三代