扇と熨斗目
2020/06/18 【神戸 結婚式場】【衣裳 (costume)】 コスチューム
皆さん、こんにちは!
先日、新型コロナの自粛期間が終わってから
初めて友人と外食をしました。
私にしてみたら勇気のいる行動でしたが
意外と普通に食事をしていました。
デヘ!(#^.^#)
では、今回もおめでたい柄のお話しです。
今日は「扇」と「熨斗目(のしめ)」です。
では、始めたいと思いま~す。
扇は末広がりの形から「末広(すえひろ)」と
呼ばれ、繁盛、開運の意味とされています。
平安貴族の女性が使っていた扇は「檜扇(ひおうぎ)」
と呼ばれ、左右に紐飾りが付いているのが特徴です。
王朝文化を象徴する雅な文様で礼装に多く用いられています。
次に熨斗目です。
熨斗と聞くと若い方はあまり聞きなれない言葉かも
知れませんが、一般的に結納の席やお祝い封筒の右上に
付いている黄色くて細長いものが熨斗です。
熨斗とは、鮑の肉を薄く剥がして引き伸ばしたものを
紙の間に挟んで祝儀の進物や引き出物に添えたのが
始まりとされているそうです。
これを細長く帯状にして描いたものを「熨斗文」と呼ばれ
何本か重ねたものを「束ね熨斗」と言います。
たくさんの熨斗を束ねる事から、多くの人達から祝福を
受けている事や、その幸せを周囲の人達と分かち合って
欲しいと言う意味があるそうです。
束ね熨斗は、古典柄の定番で振袖、留袖、訪問着、宮参り
等の着物に多く使われています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
次もおめでたい柄、ご紹介しますね。( ^)o(^ )
コスチュームコーディネーター
山添 三代