リンドウのお話し
2020/09/22 【神戸 結婚式場】 セレモニーコーディネーター
セレモニーコーディネーターの高橋です。
秋の花、というと色々ありますが、リンドウも秋を代表する花で
その出荷作業が最盛期を迎えているというニュースがありました。
養父市の園芸農家のニュースでしたが、山間部の涼しい気候を利用し
観賞用として鉢植えのリンドウを栽培しているそうです。
エスタシオン・デ・神戸のブログでリンドウといえば
以前、コスチュームコーディネーターの上田さんが家紋のお話しで
大人気、『家紋』シリーズの第一回目ですので要チェックです!
私はリンドウと聞くと『野菊の墓』を思い出します。
伊藤左千夫の小説で何度も映像化されている名作です。
恋愛のお話しなのですが、その中で
主人公の政夫と民子の有名なやりとりがあります。
「民さんは野菊のような人だ」と政夫は言います。
遠回しな告白になるのですが、それに対して民子は
「政夫さんはりんどうの様な人だ」と言うのです。
なぜ?という政夫の問いかけに民子は、
何となくそんな気がすると言うのです。
純朴な二人がお互いを「野菊」と「りんどう」という
素朴な、またすこし繊細な花に例えているところが
何とも言えませんね。
秋の夜長に是非ご一読ください。
セレモニーコーディネーター
高橋