【家紋】34
2021/02/14 【神戸 結婚式場】 コスチューム
みなさんこんにちは
いつもエスタシオン・デ・神戸のスタッフブログをご覧いただきありがとうございます
コスチュームコーディネーターの上田です
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さて、本日はお久しぶりの・・・
【家紋】のご紹介です
まずはこちら↓↓↓

《熨斗(のし)紋》です
【家紋】でまだ《熨斗紋》はお目にかかったことはないんです
早く見てみたいです
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みなさん熨斗(のし)はきっとご存知なはずです
こちら↓↓↓

熨斗と水引が印刷された用紙のことを「熨斗紙」といいます
熨斗紙のほうがわかりやすいですかね
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そんな熨斗ですが、もともとは「熨斗鮑(のしあわび)」と呼ばれていました。
あわびを薄く削いで乾燥させたものが「熨斗鮑」です。

あわびはあの貝の鮑です
なんと贅沢な
あのあわびを薄く削いで乾燥させて使用していたなんて驚きです
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「のし」は延長を意味する言葉で延寿(のし)に通じまた、あわびは長寿をもたらす食べ物とされていたそうです。
この事から、縁起物として古来より慶事の進物、儀式の肴として用いられています。
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現在でも、伊勢神宮では古来の製法で調整された「熨斗鮑」が奉納されるそうですよ
六月と十二月の月次祭(つきなみさい)と十月の神嘗祭(かんなめさい)で奉納されているそうです。
見てみたいです
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上の画像のように、次第に簡略化されて、現在では鮑に見立てた黄色い紙を長六角形の紙で包み形式的になっています。

そしてこのような《熨斗紋》のみで構成された【家紋】や植物紋や動物紋のどと構成された【家紋】がありユニークですね
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私個人的には熨斗蝶や熨斗鶴は柔らかな印象で美しいとおもいます
また、熨斗は和装の柄にも使用されているので改めて縁起物なんだと再認識しました
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本日も最後までご覧いただきありがとうございました