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引出物のお話し

2021/07/19 【神戸 結婚式場】 セレモニーコーディネーター

セレモニーコーディネーターの高橋です。

普段当たり前のように思っている事、使用している物でも

ふと我に返ると、とても不思議だと思うことがあると思います。

その一つが『引出物』です。

もちろん『引出物』の存在自体は不思議でも何でもないですが、

この『引出物』という呼び名が気になりませんか?

『贈呈品』というような名前でなく何故『引出物』なのか?

それは引出物の歴史に関係がありそうです。

平安時代に宴会を開いた貴族がお客様に贈り物として馬を用意していたようです。

その馬を贈る際に、庭に『引き出して』きて見せたことが

『引出物』の語源だそうです。

時代は進んで馬からお金、鰹節などの縁起物に変遷してきました。

また以前は皆様に同じ物を持って帰ってもらう、という事で

共通の物が多かったですが、それぞれの好みに合ったもの、

親族と友人は違う物を選ばれる方も増え、その最たる物が

カタログギフト、と呼ばれる参列者が自分の好きな物を選べるものが

多く出回るようになりました。

私も何度か結婚式に出席しておりますので引出物は家にあります。

実際に品物をもらった場合もそうですし、カタログギフトから選んだ物でも

『あの人の結婚式でもらったカタログギフトから選んだ物だな、』と

記憶しております。

要は贈り物の基本、心を込めて、ということが時代を超えても

受け継がれているのだなぁ、と実感しております。

セレモニーコーディネーター

高橋

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