雪月花のお話し
2022/02/24 【神戸 結婚式場】 セレモニーコーディネーター
セレモニーコーディネーターの高橋です。
大雪で苦労されている地域の方もいらっしゃると思いますが、
以前、ブログで松竹梅の話を書いたとき、
似たような言葉で『雪月花』というのもあるなぁ、と思い
少し調べてみました。
何となく「風流な言葉」というイメージでしたが、
そのとおりでした。
自然の趣のあるものの代表として挙げられているのが
この『雪月花』です。
雪はもちろん冬なんですが、秋の月、春の花(桜)が
自然界の風流BEST3といったところでしょうか。
白居易の詩「寄殷協律(殷協律に寄せる)」にも
「雪月花(せつげつか)の時最も君を憶(おも)ふ」
というくだりがあります。
大伴家持にも
「雪の上に 照れる月夜に 梅の花 折りて送らむ はしき子もがも」
という和歌があり、この場合の花は梅になっておりますが、
雪月花が3つとも入った美しい和歌ですね。
白居易は別れた後、季節ごとに、という意味があるのに対し
大伴家持は出会う前、雪月花を一日の事として使っているというのがまた面白いですね。
(こんな素敵な時に梅の花を贈るような相手がいたらなぁ、という意味なので)