セレモニーコーディネーターの高橋です。

披露宴に出席された事のある方は必ず経験されている

『料理、飲物のサービス』、これは私たちの業界では

基本中の基本となるサービス『配膳』です。

基本中の基本でありながら奥が深い、

これで完璧ということのない世界でもあります。

また、この配膳のサービスは重労働でもあります。

料理、飲物を届けるだけ、と思われるかもしれませんが、

一度にたくさんのドリンクが乗ったトレイはなかなかの重さですし、

料理のお皿もけして軽くなく、小さな物ばかりでもありません。

料理はコース料理ですし、キッチンとお客様のテーブルを

数えきれないほど往復します。

なかなかにハードな内容です。（そんな中でも笑顔を忘れないで！！）

さて、そんな配膳をするロボットができた、というニュースがありました。

結果から申しますと、エスタシオン・デ・神戸で採用できるレベルではありませんでした。

やはり、まだまだ『物を運ぶ』という段階です。

仕方ないですが、回るお寿司みたいなのは問題ないでしょうが、

テーブルの状態を見て、どこにどう置けるか、そもそも食べ終わったお皿を

認識して下げることができるのか、など当分、結婚式場での実用化は無さそうです。

見た目も人間と同じように、表情豊かに接客、配膳できるように

なるのはまだまだアニメや映画の世界だけのようです。

私も配膳は経験したことがありますが、本当に大変です。

心がけていたことはたくさんありますが、その中の一つが

『お客様の邪魔をしない』こと当たり前ですが、結婚式は

久しぶりに再会される方が多いパーティーです。

お話しの邪魔をしないよう、黒子に徹するように心がけていました。

ですので、お客様にはサービススタッフに注目したりはせず、

お食事、披露宴をお楽しみくださいませ。