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三々九度のお話し

2023/05/22 【神戸 結婚式場】 セレモニーコーディネーター

セレモニーコーディネーターの高橋です。

エスタシオン・デ・神戸の数ある魅力の中でも特筆すべきは

素晴らしい神前式場がある、ということ。

ご覧になった皆様感動していただけます。

しかし今回は八尋殿と申しますこの神前式場のお話しではなく

神前式で行われる式のお話し、なかでも三々九度のお話しです。

式の打合せの中で『三々九度って聞かれたことありますか?』

とお聞きすると聞いたことがない、という方もいらっしゃいます。

これには色んな理由があると思いますが

『テレビで時代劇を見なくなったから』というのも理由の一つではないかなぁと

個人的に思っております。。。昭和の時代には時代劇がテレビであり、

結婚の場面なんかも見た記憶がありますので。。。

話が逸れましたが、三々九度とは夫婦盃の儀、三献の儀、などとも申します。

簡単に言うと夫婦が三つの盃でお酒を飲む、儀式でございます。

もちろん色々な意味が儀式には込められております。

まずなぜ、三々九度なのか?それは中国の陰陽思想から来ております。

1、3、5、7、9といういわゆる奇数が陽の数字で縁起が良いと言われており、

なかでも最大の縁起の良い数字9になる3と3をかけあわせる儀式は

幾久しく幸せな家庭が続きますように、という願いが込められた大切なものです。

次に三つの盃にも意味がありまして大中小のサイズの異なる盃は天地人を表すとも

また現在過去未来を表すともいわれております。

つまりこの世のあらゆるものに感謝し夫婦の誓いをするのが三々九度と言えます。

さて、作法ですが、とにかく『3』という数字が大切です。

まず新郎が盃を持つと巫女がお酒を注ぎます。これを三度でお飲みいただきます。

均等に三回にわけていただいても結構ですし、一,二は少しだけ三口で一気に飲む、

でも大丈夫です。とにかく盃を三回傾けていただきます。

次に新婦も同様に行っていただき、二人で合計九回行います。

小の盃で新郎→新婦→新郎、中の盃で新婦→新郎→新婦、大の盃で新郎→新婦→新郎

となります。略式で大中小それぞれ二回の計六回でされるところもあるそうですが、

エスタシオン・デ・神戸では正式に九回行っております!

これ以外にも盃の持ち方なども式のリハーサルで行っておりますので

皆様ご安心くださいませ。

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