大切な人の為に


2025/06/22 【Close up エスタシオン】【披露宴&パーティ (Wedding party)】【神戸 結婚式場】【結婚式 (ceremony)】【結婚式 イベント】 ウェディング コーディネーター
こんにちは!
いつもエスタシオン・デ・神戸のスタッフブログを
ご覧いただきありがとうございます
ウエディングコーディネーターの高安です
皆さまは、幼少期というとどんな思い出がありますか?
私は、両親が共働きだった事もあり
祖母と過ごす時間が多く、スーパーに買い物に行ったり、
一緒に洗濯物を畳んだり、テレビを見たり…
学校から“ただいま~”と帰ってきた時
家の中から“おかえり~”と祖母の声が返ってきて、私達きょうだいの帰りを待ってくれている事が最高に嬉しかったです
そんな祖母も今や90歳
!
昔は、休憩なしで歩いて買い物に行っていた近所のスーパーも
途中で休憩する時間が増え、
その距離を歩く事もしんどくなってきた時、
“当たり前だった日常”が当たり前でなくなる日が来るってこういう事だな、と実感し、少し寂しくなった事を今でも思い出します
以前にご結婚式を挙げられたお二人も、
おじい様の為に!と3ヶ月前から、結婚式の準備を頑張って、結婚式当日を迎えられました。
打合せの際におじい様の事を伺うと、目に涙をため、その涙を流しながら、おじい様への想いを伝えて下さった新婦様
きっとおじい様から沢山の愛情を受けて育ってこられたんだなと感じました
当日、元気なお姿でご来館いただいたおじい様
お二人に最高の笑顔を向けて祝福を贈って下さるお姿を幾度となく拝見し、私達も本当に嬉しかったです

ご家族ご親族の皆様からも“おじい様にウエディングドレス姿を見せてほしい”という想いがあり、皆様の願いが叶ったご結婚式当日。
新婦様お色直しの退席。
サプライズで呼ばれた、おじい様のお名前
満面の笑みで手を高く挙げ、嬉しそうにお席から立ち上がったあの時のお姿が、今でも忘れられません

明日、6月23日は一年の中で一番 故郷を思い出す日。
“慰霊の日”
きっとはじめて聞く方もいらっしゃるかもしれません。

日本軍による組織的戦闘が終結した日から80年。
今私たちがここにいるのは、大変な時代に、一生懸命 前を向いて生きてくれた祖父母のお陰です。
4人に1人が犠牲になったと言われている沖縄戦。
大勢の命の犠牲の下に、今の私達がいること。
忘れてはいけません。
明日12時あの時代を生きてくれた人達に想いを寄せ、平和を願い、南の方角を向き黙祷をしたいと思います
さぁ今年も笑い声で溢れる
あたたかい世界を願って
