元々「クラシカル」「ゴージャス」な王道ウェディングに憧れていたので初めはホテルを探していました。いくつかフェアに参加するために口コミサイトを見ていたら、エスタシオンはスタッフの方の評判がとても良く、またエントランスの大階段で挙式ができるという珍しいタイプだったので見学に行きました。新婦が美女と野獣が大好きなので、本当に再現したかのような神聖な雰囲気のエントランスホールに一目惚れでした。当日担当してくださった方もとても明るくて感じが良く、よく「プランナーさんで決めた」という声を聞きますが、このことだ！！と思いました。新郎は神戸の景色をゲストの方に見てもらいたいと思っていたので、ハーバーランドの景色がどの会場からでも見える点と、電車でも車でもアクセスが良かった点も決め手になりました。

式場を予約したのが１年前で、すごく時間があるように感じましたが、式までの具体的なスケジュールを教えてもらえたのでやるべきことがイメージしやすかったです。早く衣装を決めたくてうずうずしていたので、衣装合わせは早々にさせてもらえました。途中でコロナウイルスによる緊急事態宣言で式場がお休みの時期もありましたが、メールや電話で私たちの意向を聞いてくださったり、現状を正直に教えてもらえたりしたので安心することができました。半年前からは当日も介添えしてくださるコーディネーターの方にバトンタッチでしたが、私たち２人のキャラクターや式のイメージをしっかり引き継いでくださっていたので、常に２人の方が味方でいてくれて、月に１．２回打ち合わせに行くのが楽しみでした。

新婦が何度も友人の結婚式に参列していたので、誰もやったことのない結婚式がしたい！と密かに思っていたこともあり、迷いなくエントランスホールにしました。一度実際の挙式を見学させていただきましたが、新郎が新婦を迎えに行く様子がとても感動的で涙が出ました。パイプオルガンとバイオリンが会場の雰囲気にぴったりでとても素敵です。当日は父と一緒に階段を降り、母にベールダウンをしてもらい、新郎が迎えに階段を上がってくる時に「あ～お嫁にいくんだな」と実感が湧きました。ゲストの方々にも「先に両親が階段を降りる演出が良かった」「お父さんと２人で降りてくる時に泣いた」など感動的だったという感想をたくさんいただきました。

私たちは８０名程度を招待する予定だったので２つの会場が主な候補でしたが、ビジュ・ラ・メールは待合スペースが異人館のような雰囲気でとてもおしゃれだったのと、ワンフロア貸し切り、キッチンオープンスペース、そしてなんといっても会場の青い絨毯とキラキラのシャンデリアでした。エントランスホールや待合スペースが「赤」のイメージだったのでそれと対照的だったのも印象に残りました。当日はソーシャルディスタンス確保のために１テーブルの人数が５名までとなり、テーブル数がかなり多くなりましたが、元々会場が広かったおかげて特に圧迫感もなくて良かったです。

式場を予約する前から、インスタグラムで着たいドレスを探していて、絶対にこれを着たい！というkiyokohataさんのカラードレスがありました。フェアに行ったときにそのことを話すと、プランナーさんがすぐに提携しているか確認してくれ、見事そのドレスがあったので大喜びでした。エスタシオンでは事前にWEBカタログの中から着てみたいドレスを選んでおけば、試着の当日に用意しておいてくださるのですが、これまたインスタで見ていいなと思っていたドレスが載っていました（運命！）。試着は２回行い、ウェディングドレスを４着とカラードレス２着を着せてもらいました。結局最初にいいなと思ったドレスを選びました。新郎は身体が大きいので衣装があるか心配していましたが、大きなサイズも色んな種類があって気に入ったものを選ぶことができました。

お料理は試食会で２つの値段のフレンチのコースを食べ比べし、味の好みで選びました。私たちの希望でお肉のみプラス料金で国産のものに変更してもらいましたが、臨機応変に対応していただけて良かったです。ボリュームも十分で、当日ゲストにも美味しかったと喜んでいただけました。ドリンクも一律料金で、スパークリングワインがあったのでワイン好きのゲストに好評でした。私たちは見ることはできませんでしたが、途中でキッチンのカーテンがオープンしてお肉をフランベする演出も良かったと思います。ケーキははじめはデザートビュッフェを希望していたのでイミテーションにする予定でしたが、コロナの関係でビュッフェをやめて生ケーキにしました。プランの中から選びましたがかわいくて気に入りました。

元々会場装花にはこだわりたいと思っていたので、初期見積もりから大きめの枠を考えていました。３カ月前くらいにフラワーコーディネーターの方と打ち合わせを行い、新婦がインスタで画像を集めたイメージ図を見ながら決めていったのでスムーズでした。そこで初めて高砂の装花をリバーシブルにデザインできると聞いて、ウェディングドレスとカラードレスで違った雰囲気のものにしました。そのような装花は見たことがなかったのでとても嬉しかったです。演出は、お色直し後の入場が階段からできたり、自分たちで考えたBGM当てクイズをしたりしました。披露宴はかなり時間がきつきつでしたが、全て叶えていただき大満足です。

世界でコロナウイルスが流行し、夢に見た自分の結婚式がなんでこんなことに…と何度も思いました。それでも諦めずに無事に終えることができたのは、プランナーの山田さん、コーディネーターの高安さんをはじめエスタシオン・デ・神戸のスタッフの方々が様々な対策を考え、励ましてくださったからだと思います。本当にありがとうございました。私たちにとってエスタシオンは大好きな思い出の場所になりました。当日はあっという間の時間でしたが、楽しくて、こんな状況でも来てくださったゲストの方に対しても感謝の気持ちでいっぱいでした。これから結婚式を挙げられる新郎新婦の方にも、結婚式を諦めないで人生で最高の一日を味わってほしいと思います。そのためには、普通の結婚式よりも考えることや制約もたくさんありますが、エスタシオン・デ・神戸のスタッフの方々はいつでも味方でいてくださると思います。これからも機会があれば遊びに行きますね♪