【家紋】19
2020/07/24 【神戸 結婚式場】 コスチューム
いつもエスタシオン・デ・神戸のスタッフブログをご覧いただきありがとうございます
コスチュームコーディネーターの上田です
梅雨明けはもうすぐでしょうかね
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さあ前回で10大家紋は終了しましたね。
今回の【家紋】のお話しは・・・
過去にご紹介した中に【替紋】・【女紋】と聞き慣れない言葉がありました
覚えていらっしゃいますか
そちらのご説明をしたいと思います
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【家紋】一家に一種類だけのイメージだと思いますが、実際には武家でも複数の【家紋】を使用することは一般的でした。
公式に使用する家紋を【定紋(じょうもん)】・【正紋】
それ以外の場で使用する家紋を【替紋(かえもん)】や【裏紋(うらもん)】と呼び使い分けていました。
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簡単に言うと、定紋は『メイン』替紋は『サブ』的な紋で個人的に使用する紋としていたのかなぁ

↑↑↑織田信長のように7つもあったら、間違いそうですけど
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それでは【女紋】とは
紋の大きさの違いを表している
【家紋】一寸(約38㎜)
【女紋】五分五厘(約20㎜)
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家紋の外輪があるもの、外輪の無いものとあり、外輪の無いものが【女紋】と呼んだりもします。
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習慣化したのは、江戸時代の後半以降お嫁入り道具や調度品に施し、実家の紋を使用し家柄を示していたようです
お嫁入り道具を揃えられるのは裕福なお家柄だからこそなんですかね
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私の父方、母方の【家紋】をブログでもお話ししましたが、母に言われたのは、「あなたは(私)、私(母)と同じ家紋やから。」と一言。
最初意味がでしたが・・・
祖母→母→私というように受け継いでいく意味でした。
これは【女紋】=【母譲りの紋】ともいわれるようで、私の母もこのことを言いたかったみたいです
ちなみに関西を中心とした西日本でみられるようです(私の母も香川県出身です)
(東日本ではほとんど無い習慣のようです。)
実際のところ、調べていて本当に母方の紋は、曾祖母→祖母→母と受け継がれている紋なのか?もう一度聞いてみようと思いました
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興味が湧いた新婦様、お母様に聞いてみてください。新しい発見があるかもしれませんよ
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長~くなってしまいましたが、今回も最後までご覧いただきありがとうございました