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振袖と留袖

2020/07/27 【神戸 結婚式場】【衣裳 (costume)】 コスチューム

皆さん、こんにちは!

コスチュームコーディネーターの山添です。

まもなく梅雨があけます。

暑い夏はすぐそこで待っています。 ハァー(;´Д`)

体調管理に気をつけましょう!

 

本日は振袖と留袖についてお話しします。

着物の格式に関しては、留袖も振袖も同じ

「第一礼装」にあたります。

しかしこの二つの着物は「既婚」と「未婚」で

着分ける必要があり、「留袖は既婚者、振袖は未婚者が

着る」というようになっています。

なぜそうなったのでしょうか?

 

振袖の起源は江戸時代で、女性は普段「小袖」という

袖の短い着物を着るのが一般的でした。

しかし江戸時代初期~中期にかけて小袖の袖丈が

どんどん長くなって行きました。

その説には、江戸時代の踊り子は意中の人を

振り向かせたり、愛情を示したりする感情を

袖を振る事で表現しました。

袖の長い方が美しく見えるという事から当時の

若い女性の間で流行となり、魔除けと恋愛の意味も

あるという事で小袖の袖は、よりご利益を得ようと

どんどん長くなって行きました。

 

 

 

こうして小袖は袖の長い振袖へと形を変えて行き

江戸時代から明治にかけて正式に未婚女性の

第一礼装になりました。

でも既婚者は袖を振って愛情表現をする必要がないので

振袖の長い袖を短く切って縫い留めた着物、留袖を着る

ようになり振袖は未婚者が着るもの、留袖は既婚者が

着るものという分け方が生まれて来たと言われています。

 

今でも時々、若い既婚者のお客様から「なぜ振袖を

着たらだめなのか?」と尋ねられますが「私はまだ独身

です!とPRする様なものですよ」とお答えすると納得して

いただけます。

面白いですね。( ^)o(^ )

皆様はご理解いただけましたでしょうか!(^_-)-☆

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