神前式の儀式とその流れ
2020/08/13 【神戸 結婚式場】 バンケット コーディネーター
エスタシオン・デ・神戸スタッフブログをご覧の皆様、いつもありがとうございます。
前回のブログでエスタシオン・デ・神戸には『八尋殿』という淡路島の伊弉諾(いざなぎ)神宮のご分霊を祀る
本格的な檜造りの神殿をご用意しているお話をさせてもらいました。
せっかくなので少し儀式の流れを皆様にご紹介したいと思います!!
『八尋殿』での神前式の流れは以下の通りになります。
- 手水の儀(てみずのぎ)
- 修祓(しゅばつ)
- 祝詞奏上(のりとそうじょう)
- 神楽奉送(かぐらほうそう)
- 誓盃の儀(せいはいのぎ)
- 指輪の儀(ゆびわのぎ)
- 誓詞奉読(ちかいのことばほうどく)
- 玉串拝礼(たまぐしはいれい)
- 親族固めの杯(しんぞくがためのさかずき)
1.手水の儀(てみずのぎ)
多くの神社には鳥居をくぐってすぐのところ手水舎(てみずや)と呼ばれるものがあり、ここでお参り前に
身を清めます。
この手水は古来、伊勢神宮を参拝する人々が近くを流れる五十鈴川で身を清めたことに始まるそうで、
その禊(みそぎ)の作法を簡略したものだそうです。
エスタシオン・デ・神戸『八尋殿』の入場口でお二人には必ず手水の儀を行っていただいており、巫女が
そのお手伝いをさせて頂きます。
2.修祓(しゅばつ)
修祓とは斎主がお二人の前で紙垂(しで:白い紙)をつけた大幣(おおぬさ)に「穢れを移す」儀式です。
左→右→左とバッサバッサと振るしぐさをするので、修祓(しゅばつ)という言葉を知らなくてもお祓いっぽい
しぐさとして御存じの方も多いのではないでしょうか?
あのしぐさ、穢れを祓っているように見えますが、じつは大幣に穢れを移しているんですね。
まあ偉そうなこと書いてますが、この記事を書くまで私もあれは穢れを祓っているんだとばかり思って
いました…(笑)
3.祝詞奏上(のりとそうじょう)
祝詞(のりと)とは神様を称え信奉を伝えることばのことで、斎主が奉書紙に書いたその祝詞を奏上することで、
神様からそのご利益を得るものです。
お二人の名前や住所などを神様に伝え、末永い幸せを願います。
日ごろ目にすることの無い漢字がたくさん出てきましたが、いかがでしたか?
このブログをご覧の皆様に少しでも神前式のことを理解してもらえれば幸いです。
それでは別の機会に続きをお話ししますね。
エスタシオン・デ・神戸
角井 修