柄のお勉強~宝尽くし編~
2021/01/07 【神戸 結婚式場】【衣裳 (costume)】 コスチューム
エスタシオン・デ・神戸のスタッフブログをご覧の皆様、こんにちは!
コスチュームコーディネーターの阪田です🥰
本日は🎍記念すべき2021年最初のブログ🎍ということで、おめでたい柄についてご紹介したいと思います
皆様はこちらのブログ覚えていらっしゃいますでしょうか?🤔
ここで少しだけお話した「宝尽くし」という柄を、本日はご紹介させていただきます💁

その名の通り、縁起の良い宝を集めたとっっってもおめでたい柄が宝尽くしです
留袖、訪問着、振袖などの晴れ着によく描かれています😇
上記の画像のように、ここまで宝物が描かれている宝尽くしは珍しいと思いますが、ひとつひとつご紹介していきます!
①金嚢(きんのう):別名「宝袋(ほうたい)」とも呼ばれ、現代でいうお財布のようなものです
金運アップの意味が込められています
②七宝(しっぽう):金、銀、水晶、瑠璃(るり)、瑪瑙(めのう)、珊瑚(さんご)、しゃこという7つの宝が、この模様一つに描かれています
また、円がたくさんつながっているので、円満という意味も込められています
③隠れ笠、隠れ蓑:病や災難から身を隠してくれるものです
④宝巻、巻物:現代でいう本なので、知識や知恵がつまったものです
知恵を授かるようにという願いが込められています
⑤打ち出の小づち:一振りすれば欲しいものが手に入る不思議な小づちです
昔話の一寸法師ではこの小づちを振って、体を大きくしていました
このことから、一生物に困らない、願いが叶う模様として、お宮参りの着物にもよく描かれています
⑥分銅:昔、天下人たちが金や銀を大きな分銅に形に鋳造させたことから、縁起物として広まりました
⑦宝珠:打ち出の小づちと似た意味で、なんでも願いを叶えてくれる宝だそうです
⑧筒守(つつもり):④の巻物をしまうための道具です
⑨宝鍵(ほうやく):宝物庫や蔵を開ける鍵、福徳の象徴です
⑩丁子(ちょうじ):こちらは現在でいう「クローブ」、スパイスのことです
香料、薬品として重宝されており、かなりの貴重品だったそうです
今では当たり前に手に入れるものですが、昔は入手も困難だったでしょうから、まさにお宝だったのでしょうね
さて、この縁起のいい宝尽くしが施されているお留袖がこちらです☆

大事な門出を祝う際は、ぜひエスタシオン・デ・神戸でこちらのお留袖をレンタルしてください😄♡
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!