セレモニーコーディネーターの高橋です。

言わずと知れた3月3日はひな祭りの日です。

子供の頃は何気なく見ておりましたが、

大きくなって気づいたことがあります。

それは『これは結婚式だな』ということです。

当たり前の事ですが、人形をただ並べて綺麗ね、可愛いね、と

言っているわけではありませんね。

もともと今のこの形のお雛様というのは

天皇陛下の結婚式の模様を表したものです。

結婚にあたっての婚礼道具、箪笥（たんす）・長持（ながもち）・

挟箱(はさみばこ)・鏡台（きょうだい）・針箱（はりばこ）・火鉢（ひばち）

・衣裳袋（いしょうぶくろ）・茶の湯道具(台子・だいす)などが並べられております。

片づけるのが遅くなると婚期が遅れる、というのも結婚と関係があるからでしょうか？

時代は変わって結婚式の様子は様々になりましたが、伝統的なお雛様、というのは

ウェディングドレスにタキシードにならずに子供の頃から変わっていないように感じます。

良い伝統というものを結婚式でも残していけたら、と思っております。