お宮参り
2020/08/27 【衣裳 (costume)】 コスチューム
皆さん、こんにちは!
コスチュームコーディネーターの山添三代です。
最近、衣装についてのお話しをお休みしていたので
少し復活したいと思います。
突然ですがお宮参りの歴史をご存じですか?
古来より生まれたばかりの赤ちゃんの命ははかなく
天に召されることも多かった為、人々はなんとか
生きながらえて欲しいと願っていました。
そのため、新たな生命が誕生すると神々に報告して
ごちそうを食べたり、踊ったりとお祝いをして来ました。
鎌倉時代になるとお宮に詣でるという形(お宮参り)に
変わり、室町時代には氏神様に詣でて祈祷を受けると
いう形に定まりました。
お宮参りにはその土地の守り神である産土神(うぶすなかみ)
にお参りして無事な誕生の感謝を捧げ、新に氏子となる事を
承認してもらうという意味があり、弱い存在である子供が
神の加護を得て無事に成長する事ができると信じられて
いるのです。
お宮参りの時期は生後1か月前後を目安にしますが
地域によって異なります。
赤ちゃんの正装は、白羽二重の着物の上から祝い着を
掛けるというもので、今はベビードレスの上に祝い着を
掛けるのが多いです。
どうでしたか、お宮参りのお話しはためになりましたか?
次もお祝い行事についてお話ししますね (^.^)/~~~